明治5年に、オランダの植物学者スリンガーが熊本市の水前寺・江津湖において発見し新種のラン藻として世界に紹介した。しかし現在は水質の悪化と湧水の水量が減り、上江津湖の特別保護区において養殖され、なんとか生息している状況の絶滅危惧種である。生育にはミネラルを多く含んだ綺麗な水が条件であり養殖は大変難しいとされている。食用としては懐石料理や精進料理などで出され、刺身のツマや和え物などで歯ごたえを楽しむ。江戸時代では地方の特産品として将軍様に献上品とされていた。工業利用としてはスイゼンジノリから抽出される多糖類のサクランは重量比6100倍もの水を吸収する性質を持ち、インジウムなどの稀少金属が付着するとゼリー状に固まることから、化粧品原料・医薬品・工業材料など、日本の貴重なバイオ資源として研究が進んでいる。現在生息する黄金川の水源にはダム建設計画があるが、鳩山内閣により事業は凍結されている。もし建設された場合は水質悪化により厳しい結果になるよ見られている。
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